ジャンヌは幻妖斉だけは殺すつもりはなかった。
 戦いながら、その人柄の良さを感じ取り、倒しはするが、殺さずという結果に持っていこうと思っていた。
 だが、オリウァンコはそれを良しとしなかった。
 負け犬には死を――、それがオリウァンコの配下のルールだった。
「オリウァンコ、てめぇ――」
 怒りが沸々と湧くジャンヌ。
 その怒りのまま、彼女は先に進むのだった。