半分生命体、半分、からくり人形といった感じだ。
 体内のあちこちに隠し武器を装備している、それがバンゴという男だった。
 バンゴは手を伸ばす。
 またか、これは隠し分銅が出てくるんだろとジャンヌは思ったが、出てきたのは、毒針だった。
 元々避けるつもりだったのでかわし切れたが、思っていた武器と別の武器が出てきた。
 からくり人形ではないのか?
 ジャンヌは多少、戸惑った。
 それを見たバンゴは、
「始めに言っておいてやろう。俺の身体はスーパーナノマシンで絶えず肉体改造が行われている。つまり、同じ動作でも別の攻撃となるのだ。攻撃パターンが読めない、それが俺の戦い方だ」
 と自画自賛した。
 自分の特性を言うという事はよほど自信を持っているのか、それとも、力を持て余しているだけの雑魚なのか、それはわからない。
 だが、前の三名よりは強敵であることは間違いなかった。
 ジャンヌは不思議な羽衣を構えた。
 強敵ではあるが、従来の不思議な羽衣でも戦える――そう、判断した。
 不思議な羽衣は敵に巻き付かせる事によって、羽衣にしみこんだ毒性物質を与え、ダメージを与えるという事を基本攻撃パターンとしている。
 通常の敵を倒すのであれば、それで問題とはしない。
 だが、今回の敵はそれだけでは倒せそうもない。
 技量が今までの敵よりも数段上だからだ。