02 オリウァンコからの挑戦状


 本物のカノンはトルムドア・ワールドへと消えて行ったが、ダミーカノンを本物と思いこんでいるユリシーズ達はオリウァンコに対しての問題に触れる。
 クアンスティータ・セレークトゥースの誕生で一旦は中断したが、ユリシーズ達、七英雄は、オリウァンコの挑戦を受けている。
 それを後で聞かされたダミーカノンは抗議したが、ユリシーズ達は断固として聞かなかった。
 そのまま、オリウァンコの招待を受けてくれと言われて渋々納得した形で、ダミーカノンは招待とは名ばかりの人質になる運命を受け入れた。
 カノンのその反応に、一応は、納得したのだが、ユリシーズやシアン達は全員、どこか違和感を覚えた。
 彼女はこういう行動をするか?という疑問符が心のどこかに浮かんだが、それはすぐにかき消された。
 クアンスティータ・トルムドアが僅かな疑問は消える様に思考を操作し、そうし向けていたからだ。
 一瞬、抱いた疑問はそのまま掻き消えた。
 そして、ダミーカノン、シアン、パストの三人はオリウァンコの居城へと招待され、ユリシーズ達は修業をした後、オリウァンコの城へ向かうという事になった。
 修業と言っても、時間がかかる事ではなかった。
 クアンスティータ・セレークトゥースに分けて貰った特別時間を利用して、ゼルトザームが修業をある程度サポート。
 特別時間が終了したら、ゼルトザームはオリウァンコの城に一足早く行き勝負の立ち会い者として、役目を全うする事になっている。
 ゼルトザームがユリシーズ達を鍛えるのは、このままだと、オリウァンコに有利過ぎるからだった。
 ある程度、ユリシーズ達にも反逆の力を与えないと勝負としては成立しないとして、修業を手伝うことにしたのだ。