やはり、気に入らない奴はブッ倒して通る。
 それが、七英雄として今までやってきた方法だ。
 売られた喧嘩は買うのが流儀なのだ。
 シアンとパストは反対したが、七英雄は総意で、オリウァンコの勝負を了承した。
「ちょっと、あんた達、カノンに相談も無しに何、勝手に決めてんのよ」
 シアンが怒る。
 パストも同意見だ。
「うるせぇな、これは俺達が売られた喧嘩なんだよ。姫さんは関係ねぇ。心配ならお前らは姫さんについてろ。後は俺達が助けにいくまで黙って見物でもしてろ」
 とアーサーが言った。
 多数決でオリウァンコとの勝負は受けるという事に決まってしまった。
「これは正式な勝負だ。例え殺されるとしたって、文句は言わせねぇ。姫さんにもな」
 とジークフリートが言う。
 七英雄は全員が抗戦賛成派だ。
 シアンとパストが何を言っても聞かなかった。
 ゼルトザームも正式にこの勝負を認めてしまったので、反対しきれなかった。
「後で正式に迎えを出す」
 と伝え、オリウァンコは去っていった。
 意見を違える七英雄とシアン、パストの両者。
 だが、それを気にしている状況ではなくなる。
 しばらくすると、
「だぁだぁ……」
 という声がした。