04 【ルツ】との駆け引き


 琴太達は惑星グローにたどり着いたが、アリス達が正常とは言えないので、彼女達を安全と思える場所に待機させ、琴太は単独で、周辺をさぐりに出た。
 リオン・マルクの情報とドゥナの星見で敵の名前は【ルツ】だという事は解ったものの、その【ルツ】がどのような存在なのかはよく解っていない。
 まず、その【ルツ】を調べることを優先させた。
 幸い、アリスが惑星テララの地上に隠していた兵器は一緒にティアグラ・ワールドに取り込まれたので、その中から、探索キットを持ってきていた。
 アリスから、操作の仕方を聞いていたので、琴太は探索キットを使って、情報収集をした。
 琴太はどちらかと言えば力押しタイプなので、探索などは得意ではない。
 だが、そうも言って居られない。
 アリス達が動揺している以上、琴太が頑張るしかないのだ。
 慣れない手つきで探索キットを使って周辺を調べる琴太はうっかり敵と遭遇してしまった。
 逃げても間に合わないと判断した琴太は戦う事にした。
「俺の名は芦柄 琴太。お前さんの名前は?」
「お前が芦柄 琴太か、我が母【ルツ】の敵。我が名は【ラダ】、お前を殺す」
 【ラダ】と名乗ったその男は、戦闘態勢を取る。
 琴太もそれに合わせて臨戦態勢を取った。
 【ラダ】の見た目は人間の男性だが、腕は直立したままで、地面に届く程長い。
 足の部分は毛で覆われている。
 手が長いという事は間合いがかなりあるという事だ。
 だが、際だって戦闘的なスタイルとは言い難い。
 どのような力を持っているのか不明だが、キーアクションで早々にかたをつける。
 そう思った。