リオン・マルクは琴太達を生かしも殺しもしないという微妙な状態にしないと行けないので、全く情報も与えず、敵の前に放り出したら死んでしまうと考えたのか、これから戦う事になるとりあえずの敵や、ティアグラと同盟を結んでいる強者達の情報の一部を話して来た。
 そこで、世の中にはクアンスティータに次ぐ№2を名乗る存在が数多く存在するという事を知った。
 最強――と言わないのはクアンスティータの力が余りにも飛び抜け過ぎているからだ。
 クアンスティータをさしおいて最強と名乗れば、逆にバカにされるのがオチだ。
 なので、クアンスティータを除けば一番強いという意味での№2なのだろう。
 だが、琴太達はクアンスティータの姉であり兄であるクアースリータの誕生を感じている。
 №2を名乗る者達がクアースリータよりも強いとは俄には信じがたい。
 どうせ名乗るのであれば№3にした方が良いのではないかと思ったのだった。
 だが、№2を名乗っている者が居るという事はティアグラよりも強い者も同盟を結んでこのティアグラ・ワールドに居るという事でもある。
 ルフォスの話を聞いた事がある琴太は、考える。
 ルフォスがクアンスティータに勝つために吟侍の持つ勇気を必要としていたのに対し、ティアグラは自身の力を磨く事よりも同盟や仲間に引き入れたりする事で、勢力を増やす事に尽力しているというのを聞いていた。