同盟を結んでいるグリーン・フューチャーとブルー・フューチャーの女戦士達は吟侍のサポートを続けているかも知れない。
 自分達レッド・フューチャーだけが、吟侍の居る宇宙世界から切り離されてしまうのが悔しかった。
 そのため、癇癪をおこしたようになったのだ。
 だが、そうも言っていられない。
 状況を把握し、この宇宙世界から脱出する手段を模索していくしかないのだ。
 琴太は
「恐らく、これはティアグラの野郎が取り込んだに違いない」
 と言った。
 琴太は以前、ティアグラ・ワールドに誘い込まれた事があった。
 その時の感覚に近いため、そう言ったのだ。
「僕達、どうなっちゃうんだろう……」
 セレナータ・フェルマータ・メロディアス王子が不安がる。
 人一倍臆病なこの少年はみんなの気持ちを代弁していた。
 どうすれば、この状況から脱出出来るのか見えて来ないのでみんな不安なのだ。
 だが、それでも、クアンスティータと直接対決する事に比べれば遙かにマシであることは解っている。
 安心したけど、不安でもあるという奇妙な感覚で、みんな、落ち着かなかった。
 琴太の感覚が正しかったとすれば、ここはティアグラ・ワールドという事になる。
 そこで、琴太達は改めて、ドゥナに星見をして貰う事を頼んだ。
 彼女の星見は吟侍や琴太のピンチを当てるくらい、的確だ。
 四連星テララ、イグニス、アクア、ウェントスの各姫巫女の中でもピカイチの力を持っていると考えても良いだろう。
 その彼女ならば、これからするべき行動を指し示してくれるかも知れない。
 そんな期待をよせた。
 だが、彼女とて、限界はある。
 ドゥナは自分の解る範囲で琴太達に説明した。