いかに【ファイシャ】の気に入る事をしそうか、あるいは、好感の持てる立場だったかが、その後の再評価に影響してくるという事になる。
 上位下位の逆転現象が起きるとそれぞれの関係もまた変わってくる。
 今まで顎でこき使っていた相手に今は逆に顎でこき使われるという事にもなるのだ。
 これでは新絶対者ネクスト・アブソルーター同士の信頼関係は育まれないし、如何に、【ファイシャ】に対して媚びを売るかという事がその評価に繋がるという事になる。
 こんなのは健全な関係ではない。
 元々が良かったかというと元もそれなりに問題はあったが、今の状況よりはいくらかマシだ。
 疑心暗鬼が疑心暗鬼を生み、常にギスギスした関係が生まれる。
 いつ、自分のランクが落とされるか解らないから、様々な裏工作が行われる。
 そのいつ殺されるか解らないという不安が支配下にいる者達への不満のはけ口として向かう事になる。
 奴隷達は抑圧され、更なる苦しみが増えるという事にもなる。
 【ファイシャ】が支配する世界とはそういう世界だ。