「あれ……」
 一人、私達の事に興味を持っていなかった、クリスティナはしっかり仕事をしてくれていた。
 彼女が見つけたのは砂で出来た花だった。
 砂であったはずの花が普通の花に変わって行く。
 丁度、そんな光景を発見したのだ。
 火山地帯が多い、惑星イグニスにとって、花というのは貴重だった。
 そのため、大輪を夢見て、砂の彫刻などで、大きな花を作るという光景事態は珍しくなかった。
 が、砂の花が実際の花に変わるなんて現象は今まで見たことも無かった。
 疑えば、これは絶対者アブソルーターの能力ではないかという事も考えられるが、ここは元々、上位絶対者、古怪(グーグワイ)の支配地域。
 古怪にこんな力は無いし、他の絶対者アブソルーターが入り込んでいるというのは考えにくい。
 古怪はニアリリス達を使ってネットワークを築いていて、侵入者に対しては何らかのアクションを起こしていたからだ。
つまり、この現象は明らかに、惑星イグニスが抜界に移動してから起きている現象と言えた。
 やはり、同じように見えて、惑星イグニス事態も何らかの変化を伴っていると考えるのが妥当だろう。
 私達はこれをとっかかりにして、更に調査を進めるのだった。
 いくつか解った事もあるが、大きな違いというのは正直解らなかった。
 だけど、この小さな積み重ねが大きな変化に気づく第一歩だと私は思っている。
 私達は一度、戻って相談することにした。
 これはエテレイン様に聞いた方が良いかもしれないわね。
 彼女はかなり動揺していたみたいだけど、少し冷静になっていてくれていると助かるんだけどね。
 女神御だから、私達より、余計に色んな事を感じるのかも知れないわね。