ゴスッ
「ってぇ……」
「こんど、そんなもん見せたら殴るからね」
「もう殴っとるやんか」
「うっさい」
「あんま怒るとしわ増えるで」
「黙れ」
「へいへい……」
 うわっ、久しぶりだな、この感覚。
 導造君と旅をするようになってから、導造君をツッコむようになったけど、その前は虎児とこんなやりとりをよくしてたっけ。
 私や虎児はルフォス・ワールドで四聖獣の力を得た。
 本当の四聖獣じゃないけど、心、技、体の三つの核を集めて、地球という星で伝わる四つの獣をイメージして作った。
 その関係で、よく私と虎児、東 龍也(あずま りゅうや)と北島 武(きたじま たけし)の4人はよく連んでいた。
 その影響で、4人で戦うと16倍の強さを発揮するまでになったんだけど、そうでもしないと吟侍君と釣り合わないかなっていう劣等感も当時あったっけな。
 吟侍君にはお花ちゃん(カノン・アナリーゼ・メロディアス第七皇女)っていう恋人が居るんで早々に諦めたけどね。
 そう言えば、その頃から結構簡単に諦める癖がついたのかな。
 なぁんて考えていると、
「ヒューヒューお熱いね、お二人さん」
 って感じでブリジットがからかってきた。