「エテレイン様、何かこの状況の変化をご存じなのですか?私達、不安で、どうか私達にも解る様に説明して下さい」
 と私は彼女に尋ねた。
 エテレイン様は仕方がないと言った顔で重い口を開いたような感じで話してくれた。

 エテレイン様の説明によると、今まで私達が居た宇宙空間を全てまとめて現界(人間界)と呼ばれる宇宙世界となっているらしい。
 また、クアースリータが誕生した事によって、宇宙自体も変化が起きているらしい。
 今居るここは現界とは別の宇宙世界でその理とは外れてしまっているから、解らないけど――今、現界の周りの宇宙が急速にクアースリータが所有する宇宙世界に集まり、ロスト・ネットワールドという宇宙世界になりつつあるとの事。
 これにより、無数にあった宇宙は40にまで数を減らす事になるという出来事は神によりあらかじめ予言されていた事らしい。
 この現象は、クアンスティータを恐れた様々な存在がクアンスティータの兄であり姉でもあるクアースリータに救いを求める行動を指していて、宇宙空間ごと、クアースリータの所有する宇宙世界にひっつくというものだ。
 この宇宙の大変革により、残るのは三四界(さんじゅうよんかい)と呼ばれる宇宙世界と虚無六界(きょむろっかい)と呼ばれる宇宙世界だけになると言う。
 虚無六界はクアンスティータの脅威が及ばない宇宙世界と呼ばれているらしいけど、謎が多く、エテレイン様は解らないという。
 三四界については、化獣(ばけもの)達が所有するとされている合計27の宇宙世界を除けば、神が所有する3つの宇宙世界、悪魔が所有する3つの宇宙世界、私達が今まで存在していた現界の合計7つという事になる。
 そうやって数え上げて見ると【抜界】が無い。
 そう――【抜界】とはさらに別の宇宙世界となる。
 【存在しない事になった者】がたどり着く宇宙世界なのだ。