「ありがとう。でも、良いわ。どうしてもダメっぽかったら、その時は手伝ってもらうかも知れないけど、この相手には一人でやってみたいから」
 そういうとキャリアは頭上の光体の一つ、緑色に光る光体に手を伸ばす。
 この光体はクアンスティータで言えば背花変(はいかへん)に相当するものだ。
 背花変のように何にでも変わる万能物質では出来ていないが、それでもかなりの変化を可能としている。
 緑の光体は形を変えて銃のような形態となる。
 幽界の自然エネルギーを吸収し、それをエネルギーに変換して、弾として打ち出すタイプの武器となる。
 打ち出された弾は相手にダメージを与えた後、再び、自然に帰るという循環方式をとっている。
 ガオンッガオンッガオンッガオンッガオンッ……
 連続で弾を発射するキャリア。
 呪業は避けもしない。
 そのまま、弾を受けた。
 ダメージは無い。
 全くない。
 どうやら、呪業は幽界のエネルギーを取り込めるようだ。
 そこまで解れば、手段を変えるだけだった。
 緑の光体は銃から槍のように形状を変えた。
 先端には生体物質の反物質を作り出す塗料を塗っている。
 呪業に突っ込むキャリア。
 今度は避けた。
 どうやら、自分に対して影響のあるなしを判断出来ているようだ。
 自分に悪影響のある攻撃は受けないという事が解った。