「これからどうするんだ?」
 フォールがキャリアに聞いてくる。
 このメンバーのリーダーはキャリアなので、彼女に方針を聞くのが筋だと判断したのだ。
「そうね。まずはこの宇宙世界の強弱を計ってみるわ」
 と答えた。
 キャリアは頭上の五つの光体の内、一つ、オレンジ色の光体を光らせた。
 五つの光体は赤、青、黄、緑、オレンジの五色となっていて、それぞれの光体に別々の異能が隠されている。
 オレンジの光体は探知能力に優れた光体だった。
 敵を知り、己を知れば百戦危うからずの例に従って、まずは、この宇宙世界の敵となる可能性の高い、強者達を調べる事にした。
「何か解ったかニャン?」
 キャトラが質問する。
「待って、今、調べてる。……そうね、幽界のこの辺りの宇宙で恐ろしく強大なエネルギーを三つ感じるわ。でも、恐らくは幽界一番の強者ではないわね」
 キャリアが返答した。
「近づいて反応でも見てみるか?」
「いえ、やめて置きましょう。パワーはやたらと大きいけど、技能がついて来ていないそんな感じの反応だから。力押しタイプだと思うし、無理して戦いを挑むような相手でもないと思うわ」
「そこまで解るのかニャン?」
「あくまでも予想だけど、パワーを垂れ流ししている感じだから、力の制御が出来ているタイプとは言いがたいわね。だとしたら、話して解るタイプとも思えないし、向こうが近づいて来ないならこちらからも行かないというのが正解だと思うわ」
「なるほどニャン」
「俺としてもパワーだけのでくの坊と戦っても仕方ないと思うぞ」
 三名の意見は関わらないという事で一致した。