パグールス・クアンスティータは情け容赦無く、二つの一族を滅亡させた。
 さらに言えば、フォール達が交戦中だったヂグウ族の四名もフォール達から奪う形であっという間に始末した。
 役割を終えたパグールス・クアンスティータは新たな獲物を求めて、どこかへと消えていった。
 Fが残した刺客としてはまだ、ツイン・シスター・オペレーションの三つの成功例である3組の双子の姉妹達が残っていたが、彼女達には偽クアンスティータと戦う意志はない。
 元々、クアンスティータとクアースリータの双子を元に研究されてきた存在だ。
 クアンスティータに対する恐怖心は普通の存在よりも多く持っている。
 間違ってもクアンスティータと名のつく者に逆らおうという気持ちはないのだ。
 戦う意志は無いと表現するように去っていった。
 進化石の4種族――彼らは本来であれば途轍もない存在だったのだが、そうとは思えないくらいあっさりと偽クアンスティータに敗れ去った。
 フォールとキャトラは今更ながら、クアンスティータという名前のブランドの凄まじさを理解したのだった。
 戦いも終わり、宇宙空間に投げ出された形になったキャリア達は、しばらく、宇宙をただよっていた。