宇宙空間に投げ出される一同。
 宇宙空間で生きられない存在はこの場には居ないがそれでも足場がいきなり消滅したので、一同は驚いた。
 大分、ルーメンやテネブライから離れた位置に移動して来ているので、この宇宙空間がどの辺りかと言うことは解らない。
 だが、星が殆ど無いので、この辺りが超空洞ヴォイドのすぐ近くだという事は解る。
 最真と極超魔がこのままでは危険だと判断して、大きな超空洞ヴォイドまで聖魔地帯を移動させたのだ。
 近隣に生命体の居る星は存在しない。
 生命体とは縁のない宇宙空間だ。
 ツェヴァ身族達が身構える。
 が、攻撃は出来なかった。
 あっという間にパグールス・クアンスティータによって、10名とも両断された。
 両断された傷口からダメージが浸食して、ツェヴァ身族達を消し去った。
 神話より前の時代から、消し去る事が出来ずに封印するしかなかったツェヴァ身族も偽クアンスティータの手にかかればあっという間だった。
 刃向かう事すら出来なかった。
 同じ、進化石になっていたツェヴァ身族があっさり倒された事による危機感が、残るシェアスール族とワサト永族(えいぞく)を同時に動かした。
 シェアスール族は森羅万象を司る。
 族主(ぞくしゅ)のエアラッハ(春)、サウルー(夏)、フォーワル(秋)、ゲブルー(冬)の四名からなる。