神と悪魔は是が非でも、神と悪魔の両方が成立する聖魔地帯の確保が重要となった。
 それだけ、キャリアの勢力が増したという事になる。
 神と悪魔の軍勢は慌てていたが、今相手をしている敵は神でも悪魔でもない。
 怪物ファーブラ・フィクタが用意した進化石の四種族という事になる。
 後には、ツイン・シスターオペレーションの三大成功例である三組の姉妹、デクシア(右)、アリステラ(左)姉妹、プリュス(+)、モアン(-)姉妹、プラーミァ(炎)、リョート(氷)姉妹との戦いも控えている。
 全て、クアンスティータを強化したり、参考にしたりなどの関わりがある存在達だ。
 クアンスティータが関わっているという事はただ者ではないという事でもある。
 ヂグウ族のカヂが前に出る。
 前の戦いでは全く相手にされて居なかった。
 極限まで手加減をされて、それでも傷一つつけるに至らなかった相手だ。
「俺にやらせてくれ」
 フォールが前に出る。
 キャリアに力を与えられた今でも彼の流儀は変わらない。
 多数で少数を倒すというのを良しとはしない。
 向こうが一名で来るのであれば、こちらも一名で対抗する。
 バカだと言われようが何だろうが、それが、フォールの行動の全てだった。
 居合いの構えを取るフォール。
 同じ構えでも素人がいきなり達人になったくらいの違いがあった。
 自分が自分ではないという感覚に包まれるフォール。
 カヂも構えを取る。
 歴戦の強者としての勘が舐めたままではやられる事を察知したのだ。