どうやら、キャリアであることは間違いないようだが、それでもあれだけ嫌がっていた偽クアンスティータを産むという事を肯定している。
 彼女の中で何かがあったという事は明らかだった。
「殺せぇ~」
「倒せぇ~」
「始末しろぉ~」
 天上使達が叫ぶ。
 そして、一斉にキャリアに向かっていく。
 だが、たった一睨みで、その場に居た天上使達は全滅した。
 それを見ていたFは
「バカめ、今のあの小娘は言ってみれば偽クアンスティータを産み出すエネルギーを体内で調節している生命エネルギーが最も活性化している状態だ。今、迂闊に手を出せば、偽クアンスティータを構成するエネルギーで消し飛ばされると言うのが解らなかったのか」
 と言った。
 神話の時代より、偽クアンスティータ用に核は30核用意されていた。
 その内10核は現在存在している偽クアンスティータを形成するために使われている。
 今まではその10核の偽クアンスティータが予備として、2核ずつ所有しているという事になっている。
 だが、Fはその各偽クアンスティータが所有している2核ずつ、合計20核の核を他に割り当てようと思っている。
 その内、10核は、クアンスティータの姉であり、兄でもある存在、クアースリータに属するクアースリータ・マネージャーズに割り振るつもりだ。
 クアースリータ・マネージャーズはクアンスティータで言えば偽クアンスティータにあたいする存在だ。