所変わってテネブライの中心にある超魔殿(ちょうまでん)では、悪魔達の円卓会議が行われていた。
 ルーメンの円卓会議の時と同様に名だたる悪魔、邪神達が集結していた。
 それらをまとめる頂魔(ちょうま)達。
 それらの会議が行われるのがいままでの会議だった。
 だが、今度はその上、極超魔(ごくちょうま)達も参加している。
 クヴィウート・ネツァッハ・メスカン
 マクスィム・メホアル・イェリダー
 メルフラフ・ラア・サカナー
 この三体の名は極超魔と呼ばれている超越的な悪魔となる。
 神側と悪魔側という違いはあれ、議題は同じクアンスティータだった。
 そして、悪魔を超える力を与えられた1級と0級の使愚魔(しぐま)だけでは物足りないとして、化深(けしん)の導入を検討していた。
 化深は調整が難しいとされ、下手をすれば悪魔達にも牙を剥くことになるかも知れない。
 その事が化深の戦線への参加を遅らせていた。
 つまり、神側も悪魔側も同じ様な悩みを抱えていることになる。
 クアンスティータを何とかしたいが、それも直接では危険過ぎる。
 何とか触れないようにそーっと済ませたいがそうも行かない。
 代わりを用意しようとするが、自分達では手に負えない可能性も出てきている。
 そのため、二の足を踏んでしまっている。
 それがルーメンとテネブライの円卓会議での共通点だった。
 結論の出ない議論はやっていないと同じ事だ。
 今回は何が何でも結論を出さねばならない。
 神々と悪魔達は背に腹は代えられないとして、クアンスティータよりは、如真や化深の方がましという事で、導入を早める事にした。
 細かい調整は省いて、2、3日中にも参戦してくることになるだろう。
 となると、キャリア達もいつまでも2級の刺客に手間取っている訳にはいかなかった。
 1級と0級の天上使や使愚魔を飛び越えて如真や化深が顔を出してくるのだから。