そして、2級の刺客のサポートをするために3、4、5級の刺客達も現れた。
 2級の刺客の指示の元、3級から5級までの刺客が攻撃に加わる。
 これは、キャリア達もたまらなかった。
 思わず結界を張ってしまった。
「まずいわね」
 キャリアはつい愚痴をこぼしてしまった。
 このままでは体力が尽きた時、殺されてしまう。
 タダでさえ、ルーメンとテネブライでの連続的な刺客との戦いをしているキャリアだが、連携のとれた状態で向かって来られては対策が取りにくい。
 今までは数は居ても、連携がとれていない部分をついて、その隙を利用して勝ってきたのだ。
 連携をとられて、不足部分を補いあわれては、つけいる隙も少なくなり、勝ちにくくなる。
 圧倒的なパワーを得られていない状態の今では、活路が見いだせない。
 圧倒的なパワーを得るにはどうしたらいいか?
 それを考えても妙案は全く思いつかなかった。
 だが――
(ママ……)
 という言葉が突然脳裏に焼き付いた。
「何?なんなの?」
 突然のイメージにキャリアは何が何だか解らない。
 ママとはどういう事なのだろう?
 単純に思うイメージは【おかあさん】という意味での【ママ】がある。
 【元のママ】の【ママ】という事も考えられる。
 【おかあさん】の意味での【ママ】という言葉に心当たりはない。
 特定の男性とそういう事になる行為をした覚えがないからだ。
 では将来において、フォールあたりとの間に子供を作るという事か?
 いや、違う。
 それはないだろう。