キャリアは結界を張り、打ち合わせをする事にした。
 3級が出てきた事に対する問題でだ。
「鬼さん、みごとニャ。あちしも負けてらんにゃいニャン」
 キャトラがフォールを褒める。
「猫、そっちにも3級が現れるやも知れん、油断するなよ」
 フォールがキャトラを激励する。
「任せるニャン」
 キャトラはガッツボーズをとる。
 結界でのやりとりも大分慣れてきた。
 キャトラとフォールは同じ星に居られないが、それでも結界を通して、話し合う事は出来る。
 このコミュニケーションもキャリア達の成長には重要な要素となっていた。
 戦いに参加出来ない方も気づいた事を結界で話すことにより、次の戦いでそれを活かす事に繋がる事も多かったのだ。
 続く、ルーメンでの戦いにもやはり、3級はやってきた。
 3級天上使ララルーだ。
 キャトラは神ではあるが、3級ともなれば、神クラスに近い実力を持っている。
 油断すればやられる恐れは十分にあった。
 ララルーの攻撃はその瞳にあった。
 普段は目を閉じているのだが、目をひらくと視界に収まる範囲全てにダメージを分散出来る。
 視界の全てにダメージを分配するので、一発一発は大したこと無いのだが、これも積み重なれば大ダメージとなる。
 また、見られたらダメージを負ってしまうので、時間が経てば経つ程、不利になる可能性がある。
 また、ララルーは全部で百羽いた。
 視界の全てに与えるダメージを作り出すのに、時間はかかるのだが、それでも力を貯めている間に他のララルーが攻撃したら、連続攻撃を受けているという事になる。
 スピード勝負。
 さっさとけりをつけるべき相手と認識したキャリアとキャトラは近くのララルーから順番に攻撃を仕掛けた。