第一章 3級の敵


 天使でも悪魔でもある少女、キャリア・フロント・バック――
 彼女は今日も戦い続ける。
 光の惑星ルーメン、
 闇の惑星テネブライ――
 この二つの惑星の無限ループに捕まってどのくらいの時が経っただろうか。
 彼女はこの二つの惑星で交互に神御(かみ)の軍勢と悪空魔(あくま)の軍勢と戦い続けているのだ。
 頼れる仲間は光の惑星ルーメン側には猫の女神キャトラ、闇の惑星テネブライ側には実力があるのに評価されていなかった12級使愚魔(しぐま)フォールのみだ。
 この2名はボンドボール(絆玉)によって仲間にすることが出来た。
 ボンドボールはあと4つあり、ルーメン側とテネブライ側で2名ずつ仲間にする事が出来る。
 後は、一日4時間の結界――
 これは中立地帯となり、キャリアと仲間以外は入れない。
 それだけが、現在における心の拠り所となっていた。
 キャリアもキャトラやフォールと共に戦いによるスキルアップを経ていたが、敵のレベルも徐々にアップしていき、今では神御の刺客、天上使(てんじょうし)、悪空魔の刺客、使愚魔共に4級や5級の猛者達が顔を出すまでになっていた。
 それらもまた排除していったら、ついに3級の刺客が顔を出すまでになった。