リノン様がちょっと後退る。
「女の子が好きなの?」
「悪いか?ちなみにお前もちょっと好みだ。っていうか、十二曇天も全部オレのものにしてハーレムにしたいと思っている」
「な、なんて罰当たりな」
「待て、まだ、問題は本題に入っていない。女は好きだが、オレではどうしても抱くことが出来ない最高の女がいた……オレだ」
「は?……言っている意味がよく解らないんだけど?」
 リノン様は困惑顔だ。
 にーちゃん、説明よろしく。
「だから、毎朝顔を洗うと鏡の前に現れるオレの事だと言っているんだ。オレを抱きたくてもオレ自身だからオレは抱けない……こんな不幸な事があるか?」
「ふ、不幸って?」
「オレはオレを抱きたい。だが、オレはオレを抱けないと言っているんだ」
「大丈夫?あなた……」
「オレは正気だ。オレは男として、オレを抱きたい。だが、オレが男に抱かれるのは気持ち悪い。そこで、お前の脱皮の力を使ってオレを脱皮させて弟の中にオレを入れて、弟をオレの中に入れて欲しいのだ。つまり入れ替えて欲しいのだ」
「え?」
「オレが他の男に抱かれるのは許せんが、弟ならば、何とかギリギリセーフと言った感じだから頼んでいる。でもやっぱり許せんから後で弟を三百万発ほどぶん殴ろうと思っているんだがな」
 え?そうなのにーちゃん?僕、聞いてないよ。
「に、にーちゃん、僕だってにーちゃんを抱きたいって気持ちを我慢して、しょうがないからにーちゃんに抱かれるって事を了承したんだよ?」
「関係ない。オレはお前が羨ましい。オレの身体といい仲になれるのだからな。出来ればいつまでも殴っていたいくらいだ」
「そんなむちゃくちゃなぁ~」
「どっちもどっちだと思うけど……」
 僕の野望はにーちゃんをさわりまくりたいことだ。