第二章 第五幕 三回戦


 次の三回戦からはみらちゃんには先鋒をお願いする事にした。
 獣馬君が参加するのは五回戦からと言っていたから、その次の四回戦までは彼女に先鋒をつとめて貰うことになる。
 中堅の揺花ちゃん、大将の諷太君も四回戦までは固定で良いわね。
 五回戦からまた、オーダーを考えましょう。
 とにかく、手堅く行きましょう。
 三回戦の対戦相手はチーム乱舞。
 チーム名の通り、激しい動きで勝ち上がって来たチームのようだ。
 チーム乱舞のオーダーは、
 先鋒 悠人(ゆうと)君。
 中堅 菜奈美(ななみ)ちゃん。
 大将 昭三(しょうぞう)君だ。
 早速、先鋒戦が始まる。
 みらちゃんは【手品師(てじなし)】を用意した。
 切り札である【武者侍】は使用しない。
 これは油断しているのではなく、前回の失敗の原因の一つとして考えられる連続して同じICを使用するという事を避けているためだ。
 【手品師】はそれでも【武者侍】に決してひけを取らないポテンシャルを持っている。
 対する悠人君のICは【YU-TO】だ。
 恐らく自分を投影したICなのだろう。
 自分そっくりなICを作るというのも一つの方法として確立されている。
 自分に色んな行動を取らせたいという願望もあるのだから。
 当然、それは成り立つのだ。