要はどうやって想像力を伸ばすかという事が重要だと思っている。
 好奇心、向上心、夢、闘争心、知識、体験、等々、想像力を伸ばす要素というのは数多くある。
 素養はあったけど、何も情報を得ていなかった獣馬君と揺花ちゃんもそれらを想像力アップのきっかけとする事によって、飛躍的な成長を遂げた。
 諷太くんの成長過程は知らないけど、恐らく彼も似たような経験をしているのだろう。
 だけど、他のメンバーにはそれらが欠けている。
 まず、好奇心、向上心というのが足りない気がする。
 想像力では敵わなくても束になってかかれば倒せると思っている彼らは想像力による工夫があまり無い。
 それでは強いIC(イマジネーション・キャンドル)は作れないし、夢命戦(ゆめいくさ)では勝ち上がっていけない。
 このまま彼らと獣馬君達を一緒にしても強いチームは作れないと判断した私はチーム昴を二部門に分ける事にした。
 それは強さを求める夢命戦チームとお祭り騒ぎ、見た目の完成度重視の夢命祭(ゆめまつり)チームにだ。
 獣馬君達三人には夢命戦チームとして、地球代表戦に参加してもらい、他のメンバーには夢命祭チームとして、楽しくイベントなどに参加してもらう事にするというものだ。
 選手の適正にあった棲み分けというのが必要だと判断した私はオブラートに包んでメンバーに説明した。
 結果、大体のメンバーは納得してくれた。
 ただし、1名を除いて。
 その1名の名前は林水 みら(はやしみず みら)ちゃんだ。
 彼女は夢命戦チームを希望した。
 実力的には夢命祭チームの方が合っていると思われるみらちゃんだけど、彼女は強く、夢命戦チームを希望した。