しばらくしてアーウン四兄弟と思われる4名が現れた。
 どの面も邪悪そうな面構えだった。
 【答えの力】で素性をさぐるとアーウン四兄弟とはゲスデゲスが雇ったは良いが、傍若無人な振る舞いをされて、ゲスデゲス自身も困り果てている存在らしい。
 強過ぎるので、ゲスデゲスも文句が言えず、好き勝手を許してしまっている言わば、ゲスデゲスにとっても邪魔者の四兄弟だった。
 アーウン四兄弟が勝っても良し、もし負けるような事があっても、あわよくば、フェンディナに排除して貰えれば丁度良いと考えたようだ。
 アーウン四兄弟には彼らの事を悪く言っている者がいるので懲らしめて欲しいとでも言ったのだろう。
 それはアーウン四兄弟のしゃべっている事からも推測がついた。
 アーウン四兄弟の力は素粒子よりも小さいレベルからの破壊だ。
 とにかく細かすぎるレベルからの破壊をされてしまっては普通の生命体にとってはどうしようもない。
 破壊されれば二度と戻らないという恐怖が対戦相手にはつきまとう事になる。
 だが、フェンディナにとってはどうだろうか?
 4対1で戦うという事を聞かされてアーウン四兄弟は激怒した。
 自分達が舐められたと思ったからだ。
 だから、アーウン四兄弟は最初長男だけがフェンディナに向かっていった。
 舐めるなとでも言いたげに。
 だが、吟侍の指示で、フェンディナはとにかく長男の攻撃を交わし続けた。
 4名で向かって来ない限り手は出さないとばかりに交わし続けた。
 次第に、2名、3名と戦いに加わって行き、最終的には吟侍の望む通り4対1での戦いとなった。