ゲスデゲスは下卑た笑いを浮かべ、
「いきなりで悪いねぇ~いひゃひゃ……彼はあのルックマン教授の幻の41番目の生徒なんだよ、どうだね?怖いかねぇ。後悔しても遅いんだよ」
 と言った。
 ルックマン教授というのがどのような者を言うのかフェンディナはさっぱり解らなかったのだが、吟侍の方は【答えの力】でゲスデゲスの記憶からそれが何を指すのか探り当てていた。
 ルックマン教授というのは故人で既に居ない。
 生前、ルックマン教授のあふれ出るような才能に嫉妬した者達によって、暗殺されたとされている。
 だが、ルックマン教授には40名の生徒が居た。
 彼の遺志を継ぐ40名の生徒はこの世界の全てを憎み、このグレイテスト・ビッグの世界を破壊して回ったと言う。
 生徒達はこのグレイテスト・ビッグという世界が滅び行く運命になった要因の一つと考えられている。
 ゲスデゲスはこのルックマン教授の生徒に41番目の生徒が居て最初の選手はその男だと言いたいらしい。
 だが、吟侍の【答えの力】の分析力によるとこの男は偽物だ。
 有名な存在になると偽者も出てくる事があるがどうもそれらしい。
 確かに、幻となる41番目の生徒は居るらしいが、この男ではない。
 生徒は出席番号で数えられて幻と考えられている者の出席番号は割とありがちだが、0番が割り当てられている。
 目の前に立っている男の様に出席番号41番ではない。