「な、何をした?」
 と聞くゲスデゲスに、吟侍はゲスデゲスがおかれている状況を説明した。
 こうなってしまったら、ただの人間に過ぎないゲスデゲスに出来る事はフェンディナでも勝てないような刺客を用意するくらいの事しかない。
 気弱なふりをしていた吟侍がとんだくわせものだったことを知ったゲスデゲスは歯ぎしりをして悔しがった。
 決して油断をしていた自分が悪いとは思わない。
 悪いのは全て相手。
 自分は絶対に正しい。
 それが、ゲスデゲスという男の考えだった。
 充命人の弱さに油断していてそんなに強い強者を用意出来て居なかったゲスデゲスは一旦、自分の惑星に戻る事にした。
 そこで、選りすぐりの強者10名を選抜して戻ってくるつもりだ。
 だが、ここに戻って来られてもこの星の人達に迷惑がかかる。
 吟侍はフェンディナを伴って、ゲスデゲスの宇宙船に乗り込んだ。
 ゲスデゲスに雇われた兵達が抵抗したが、吟侍が軽くのして見せたら、元々金で雇われているだけの兵達は尻込みして抵抗しなくなった。
 ゲスデゲスは【この役立たず共め、帰ったら処刑してやる】と思いつつ、吟侍達を乗せたまま、母星へと戻っていった。
 決着はゲスデゲスの母星でつける事になる。