恐らく、刈り取ったので、用の無くなった星は根こそぎ破壊という指令を出したのだろう。
 吟侍はこれからの行動をフェンディナと相談してから、爆発のあった方向に向かった。
 爆発した星からそう遠くないところにもう一つ星があり、ゲスデゲス一行が乗っていると思われる宇宙船はその星に向かっていったのが確認できた。
 吟侍達はそれを追った。
 降り立った星には、プレミアの星と同じように大きな木が転々とそびえ立っていた。
 恐らく、その近くには充命人かそれに近い種族が住んでいて、マザー神樹から命のエネルギーを貰って生活しているのだろう。
 悪人による非道は許さないと、吟侍達はゲスデゲス一行の宇宙船の前に立ち塞がった。
「なんだ、お前達は?」
 醜い顔の男が声をかけてきた。
 恐らく、この男がゲスデゲスだろう。
 プレミアもそうだったが、充命人達は戦闘力がほとんど無い生命体だ。
 どんなに強くても、グレイテスト・ビッグの強者をバックにつけているゲスデゲスの脅威となるような者はいない。
 だから、ゲスデゲスは安心して、マザー神樹の品定めを直接しに来ていた。
 高く売りさばくために、一本一本、マザー神樹の美しさを確認しに来ているのだ。
「わ、私はフェンディナと言います。あの……お願いがあります。マザー神樹の伐採をやめていただけないでしょうか?」
 口を開いたのはフェンディナだ。
 吟侍は黙っている。
 どこか、気弱なフリをしてうつむいている。