「で、ですが……」
「気にすんなって。利害は一致してるんだからさ」
「は、はい……」
「とりあえず、ゲスデゲスって奴の事を知っているだけ教えてくれ」
 吟侍はプレミアからゲスデゲスの情報を聞けるだけ聞いた。
 プレミアの情報によるとゲスデゲスは他の星に違法伐採をしに来ているらしい。
 プレミアの星以外にもこの辺りの人の住む星はみんな充命タイプの生命体が多く住んでいて、端の方の星から順番に、根こそぎ刈り取っているらしい。
 プレミアの星にゲスデゲス一行が来るまで待っていると何時になるか解らない。
 ならば、現在刈り取っている星にまで乗り込んで行くだけだと吟侍は判断した。
 吟侍とフェンディナはプレミアの星を後にした。
 吟侍は7番の化獣(ばけもの)ルフォスの力で、フェンディナは元々、全能者オムニーアの生き残りなので、宇宙空間でも自由に呼吸が出来る。
 星を飛び出すという事は大した問題にはなっていない。
 そもそもこの世界に来る前に戦っていたのは風の惑星ウェントスを飛びだした超空洞ヴォイドでだ。
 宇宙空間での戦闘はすでに慣れている。
 吟侍達はあたりの星を見渡した。
 するとしばらくして、遠くの星が爆発した。
 【答えの力】から、それがゲスデゲス一行の仕業だと解った。
 どうやら、戦うのを遠慮するような善人ではないようだ。