神形777号──それはカミーロ自身でもあり、神形職人としての集大成を詰め込んだ最高傑作でもある。
 カミーロの身には詰め込めるだけの力を持たせているのだ。
 敵対する相手に対する対抗手段の多さで言えば、彼は、同じ三銃士仲間のロック・ナックルやニネット・ピースメーカーを遥かに凌駕していた。
 多彩な芸術家とも呼ばれていたことがあったくらいだ。
 今はその手数の多さが彼の自信でもあった。
 どんな敵が来ても彼は自身の身体に秘められた力を駆使して戦う事が出来る。
 力でこそ敵わないものの、攻撃バリエーションの多さで言えば、芦柄 吟侍にも引けはとらない自身もあった。
 森の中ごろを行ったところで、指にベルトをした敵が現れた。
 恐らく、この森の実力者の一名だろう。
 フィンガーベルトの保持者が攻撃を仕掛ける。
 が、そこにカミーロはいない。
 神の力ともいえる光の力を使いこなすカミーロは光の屈折を利用して、彼自身も幻を作り出したのだ。
 本物の彼は敵の数メートル先を進んでいた。