フェリクスはその後も情報をかき集め、【アイアファイスの秘術】がガセネタだと結論付けた。
本来の彼であれば、もっと早く結論づけることができただろうが、そこにアウローラを気にするという事を挟むとどうしても判断力が鈍ってしまった。
彼女の事が気になって気になって仕方がない。
これを解決するにはただ一つ。
会いに行けばいい。
それは解っている。
が、その一歩がなかなか踏み出せない。
それがフェリクスの行動を鈍らせていた。
アウローラの方も何故か、不思議とフェリクスの事が気になってしまうという状態になっていた。
スリをした相手──
ただ、それだけの相手だと割り切りたいのだが、割り切れない。
スリをした相手はフェリクス一人ではない。
あの頃は他にも数人の財布を失敬した記憶がある。
他の人間は正直、顔も覚えていない。
フェリクスだけが、鮮明に記憶に残っている状態だ。
フェリクスがアウローラの好みの男なのか?
いや、違う。
どちらかと言えば、フェリクスの様な顔は趣味じゃない。
もっと、優しい顔立ちの男性の方が、彼女の好みだ。
なのに、どうしても気になる。
彼の事が気になって気になって仕方がない。
彼女の内側のどこかの部分が彼を求めている。
そんな感じがした。
本来の彼であれば、もっと早く結論づけることができただろうが、そこにアウローラを気にするという事を挟むとどうしても判断力が鈍ってしまった。
彼女の事が気になって気になって仕方がない。
これを解決するにはただ一つ。
会いに行けばいい。
それは解っている。
が、その一歩がなかなか踏み出せない。
それがフェリクスの行動を鈍らせていた。
アウローラの方も何故か、不思議とフェリクスの事が気になってしまうという状態になっていた。
スリをした相手──
ただ、それだけの相手だと割り切りたいのだが、割り切れない。
スリをした相手はフェリクス一人ではない。
あの頃は他にも数人の財布を失敬した記憶がある。
他の人間は正直、顔も覚えていない。
フェリクスだけが、鮮明に記憶に残っている状態だ。
フェリクスがアウローラの好みの男なのか?
いや、違う。
どちらかと言えば、フェリクスの様な顔は趣味じゃない。
もっと、優しい顔立ちの男性の方が、彼女の好みだ。
なのに、どうしても気になる。
彼の事が気になって気になって仕方がない。
彼女の内側のどこかの部分が彼を求めている。
そんな感じがした。