何にしても――
「お兄さん、私の事買わない?安くしとくよぉ~」
「あら、良い男。私と一晩過ごさなぁい?」
 娼婦達が彼に声をかける。
 もちろん、彼の懐が狙いだ。
 彼がモテている訳ではない。
 見ると酒場の隅っこで行為をしているカップルも居る。

 初な彼には、この場所は刺激が強すぎた。
 顔を真っ赤にして早々に、立ち去るフェリクス。
 情報は集めるに良いだけは集めた。
 後は、行動するのみだった。