「え?いや、その……」
「こーさん」
「え?」
「降参って言ったのよ。参った。本当は私のとっておきの力を見せて上げたかったけど、またの機会にするわ。今回は勝ちを譲ってあげる。どうやら、あんた、勝ち続けなきゃ行けないみたいだしね。ただし、勝たせてあげたんだから、途中で負けたら承知宇しないわよ。しっかり優勝して来なさい。これは命令よ。誰にも負けんじゃないわよ」
「あ、ありがと、サンキュー、おそなちゃん」
ソナタが身につけた新たな力のお披露目はなかったが、それでも、ソナタにとっては自分を助けるために、吟侍が頑張ってくれた。
それだけは何となく感じていたので、それで満足だった。
吟侍にとって最愛の相手は妹のカノンかも知れない。
だけど、この戦いの間だけは吟侍はソナタのタメだけに尽力してくれたのは間違いないのだ。
それが嬉しかった。
ソナタの降参により、吟侍が勝ち残り、これで、王杯大会エカテリーナ枠で戦う16名が揃った事になった。
予備戦からも解るように、くせ者揃いのエカテリーナ枠。
吟侍が優勝出来るとは限らない。
だが、残った吟侍、ステラ、エカテリーナの内の誰かが優勝しなくては、偽クアンスティータに命を奪われるかも知れないのだ。
まだ、偽クアンスティータの刺客である、№3を名乗る存在も誰の事を言っているのか解らない状態だ。
生き残るためには優勝するしかない。
吟侍は勝ちを譲ってくれたソナタのためにも優勝する事に決めたのだった。
いよいよ王杯大会エカテリーナ枠本戦が始まるとなって、セレモニーが執り行われた。
そして、先ほど、吟侍の控え室に訪れたニナ・ルベルが全宇宙のトップアイドルとして紹介された。
最も、ニナは別の名前で呼ばれていた。
アレマとか呼ばれていたが、それは彼女が使っている芸名の一つだろう。
ニナの傍らにはマネージャーとして、怪物ファーブラ・フィクタの姿もあった。
正直、何を狙っているか解らない。
歌を歌っていた事から本当にゲストとして呼ばれていただけかも知れない。
だが、怪物ファーブラ・フィクタ――彼は何かを狙っている目をしていた。
ソナタの洗脳はただの余興に過ぎない。
彼の本当の狙いは恐らく、これからなのだ。
警戒しつつも対戦の抽選会に参加する吟侍。
これからトーナメント戦で戦う相手が決まるのだ。
固唾を飲んで結果を見守る吟侍。
「こーさん」
「え?」
「降参って言ったのよ。参った。本当は私のとっておきの力を見せて上げたかったけど、またの機会にするわ。今回は勝ちを譲ってあげる。どうやら、あんた、勝ち続けなきゃ行けないみたいだしね。ただし、勝たせてあげたんだから、途中で負けたら承知宇しないわよ。しっかり優勝して来なさい。これは命令よ。誰にも負けんじゃないわよ」
「あ、ありがと、サンキュー、おそなちゃん」
ソナタが身につけた新たな力のお披露目はなかったが、それでも、ソナタにとっては自分を助けるために、吟侍が頑張ってくれた。
それだけは何となく感じていたので、それで満足だった。
吟侍にとって最愛の相手は妹のカノンかも知れない。
だけど、この戦いの間だけは吟侍はソナタのタメだけに尽力してくれたのは間違いないのだ。
それが嬉しかった。
ソナタの降参により、吟侍が勝ち残り、これで、王杯大会エカテリーナ枠で戦う16名が揃った事になった。
予備戦からも解るように、くせ者揃いのエカテリーナ枠。
吟侍が優勝出来るとは限らない。
だが、残った吟侍、ステラ、エカテリーナの内の誰かが優勝しなくては、偽クアンスティータに命を奪われるかも知れないのだ。
まだ、偽クアンスティータの刺客である、№3を名乗る存在も誰の事を言っているのか解らない状態だ。
生き残るためには優勝するしかない。
吟侍は勝ちを譲ってくれたソナタのためにも優勝する事に決めたのだった。
いよいよ王杯大会エカテリーナ枠本戦が始まるとなって、セレモニーが執り行われた。
そして、先ほど、吟侍の控え室に訪れたニナ・ルベルが全宇宙のトップアイドルとして紹介された。
最も、ニナは別の名前で呼ばれていた。
アレマとか呼ばれていたが、それは彼女が使っている芸名の一つだろう。
ニナの傍らにはマネージャーとして、怪物ファーブラ・フィクタの姿もあった。
正直、何を狙っているか解らない。
歌を歌っていた事から本当にゲストとして呼ばれていただけかも知れない。
だが、怪物ファーブラ・フィクタ――彼は何かを狙っている目をしていた。
ソナタの洗脳はただの余興に過ぎない。
彼の本当の狙いは恐らく、これからなのだ。
警戒しつつも対戦の抽選会に参加する吟侍。
これからトーナメント戦で戦う相手が決まるのだ。
固唾を飲んで結果を見守る吟侍。