上からだけではない。
いままで、カノン達が地道に活動を続けて来た成果がここに来て生きてくることになる。
心を開いてくれた奴隷達もカノンのために運動をする事になったのだ。
上と下からの【不戦運動】の広がりにより、その中間層にも影響が出てきた。
カノンの無言歌の影響と度重なる自身の恐怖による病の影響でクアンスティータ誕生の噂が広まってきたのだ。
そして、助けてくれるのは英雄として噂を広められていた、吟侍ではない。
聖女として、広まったカノンであると信じられるようになってきた。
神として、カノンを崇める者が出てきたのだ。
女神御の生まれ変わりであるカノンは神そのものでもあるのだが、彼女はそんな事でふんぞりかえったりするような女性ではない。
彼女は、惑星アクアの住民を一人でも多く救いたい。
ただ、それだけなのだ。
運動は広まり、争いは全く無くなった――とは言わない。
だが、限りなくゼロに近づいたという奇跡の様な状況ができはじめていた。
「あの、姫様、これ使ってください。一生懸命編んだんです」
「俺、ファンです。あの、……サインもらっていいですか?」
「あ、握手してくれるとありがたいんだけど……」
「一緒に写真撮ってください」
「僕、大好きです」
「あんたのことは孫のように思っているよ」
「俺、忘れません」
次々とカノンに会いたいと言ってくる者達が増えた。
カノンは忙しいがそれでも可能な限り、対応して行った。
【スーパーナチュラル】の回避には一人でも多くの協力がいる。
誰、一人としておろそかにはできないのだ。
みんな大切な仲間。
助け合って、この危機を乗り越えよう。
カノンはそれだけを願っていた。
今までコツコツ積み上げてきた事がまるで天高くそびえ立つ塔の様に組み上がって行く。
「あの、また歌ってくれますか?あの何だかわからないやつ」
一人の少年が言った。
いままで、カノン達が地道に活動を続けて来た成果がここに来て生きてくることになる。
心を開いてくれた奴隷達もカノンのために運動をする事になったのだ。
上と下からの【不戦運動】の広がりにより、その中間層にも影響が出てきた。
カノンの無言歌の影響と度重なる自身の恐怖による病の影響でクアンスティータ誕生の噂が広まってきたのだ。
そして、助けてくれるのは英雄として噂を広められていた、吟侍ではない。
聖女として、広まったカノンであると信じられるようになってきた。
神として、カノンを崇める者が出てきたのだ。
女神御の生まれ変わりであるカノンは神そのものでもあるのだが、彼女はそんな事でふんぞりかえったりするような女性ではない。
彼女は、惑星アクアの住民を一人でも多く救いたい。
ただ、それだけなのだ。
運動は広まり、争いは全く無くなった――とは言わない。
だが、限りなくゼロに近づいたという奇跡の様な状況ができはじめていた。
「あの、姫様、これ使ってください。一生懸命編んだんです」
「俺、ファンです。あの、……サインもらっていいですか?」
「あ、握手してくれるとありがたいんだけど……」
「一緒に写真撮ってください」
「僕、大好きです」
「あんたのことは孫のように思っているよ」
「俺、忘れません」
次々とカノンに会いたいと言ってくる者達が増えた。
カノンは忙しいがそれでも可能な限り、対応して行った。
【スーパーナチュラル】の回避には一人でも多くの協力がいる。
誰、一人としておろそかにはできないのだ。
みんな大切な仲間。
助け合って、この危機を乗り越えよう。
カノンはそれだけを願っていた。
今までコツコツ積み上げてきた事がまるで天高くそびえ立つ塔の様に組み上がって行く。
「あの、また歌ってくれますか?あの何だかわからないやつ」
一人の少年が言った。