話は戻るが、カノンはクアンスティータ誕生によって、恐らく、【スーパーナチュラル】は引き起こされると推測している。
 だが、それは、クアンスティータには罪はない。
 クアンスティータ自身の影響が周りの星に影響されてしまうのはクアンスティータのせいではない。
 カノンはどんなに激しい戦いも、戦い方に次第では、周囲の環境に被害が出るのはある程度、抑えられると考えている。
 衝撃を一点集中して、ターゲットとなる相手にぶつける事で、被害は他に広まらず、最小限に抑えられると考えているという事だ。
 それを可能にするには、絶対者アブソルーターレベルの力ではまだ、かなり足りないと考えている。
 ――が、クアンスティータならば、教え込めば、自身の衝撃を他に影響させないような力のコントロールは可能だと考えていた。
 とは言え、生まれて間もないクアンスティータにそれを求めるのは酷というもの。
 しっかり、カノンの言う事を理解できるように育ってから、覚えて貰えばいい。
 そのためには、クアンスティータ誕生による【スーパーナチュラル】の被害を最小限に抑える必要がある。
 クアンスティータは決して危険な存在ではないと周囲の理解を得るためにも。
 どんなに強大な力も上手く制御できれば、最低限の被害で済むんだという事を証明したい。
 カノンはそう考えていた。
 そのためにはまず、【スーパーナチュラル】の研究を始めなくてはならない。
 カノンは歌優としての活動をしながら、【スーパーナチュラル】の研究も始めた。