人を人とも思わない非道にまで手を出してしまっている。
 一刻も早く、偲をティアグラの手から解放させなくてはと思った。
 が、対策を練っている暇はない。
 次の砲弾が襲ってくる。
 アリスは出来るだけ、この生体エネルギーの詰まった砲弾を確保したかったが、次の砲弾の後からまた、砲弾が飛んできて、衝突して、とり強い衝撃が走る。
 咄嗟の判断で、ドロシーは一気に遠くの場所にテレポートで飛んだ。
 アリスによると、これで、キング・ダイヤとクイーン・ハートの反応が消えたと言う。
 さらに、ジャック達の生体エネルギーは惑星テララを破壊出来る程、強大だった。
 にも関わらず、巨大ではあるもののクレーター程度ですんでいる。
 さらにテレポートで飛ぶ瞬間には既に再生し始めていた。
 惑星テララの耐性が明らかに異常な状態となっている。
 不死ならぬ不壊(ふかい)の星と化している。
 考えたくはないが、まさかの可能性が出てきた。
 それを物語るかのように、アリスのメーターが全て、乱高低を続けていた。
 まだ、計れるだけましかも知れない。
 これが振り切れば……
 偲だけじゃない、まさかあれでは?と疑いたくなるような何かの異常事態が起きていた。
 あれとは、最強の化獣(ばけもの)の事である。