「て、てめぇ、何しやがる」
突然の出来事、邪魔に琴太が咆える。
不意打ちで相手の心臓に突き刺すなど、フェアプレイ精神に欠ける。
琴太の最も嫌いな行為の一つだった。
決闘とは言えそれなりのマナーがあると彼は思っているからだ。
「どうせ、消えゆく能力者だ。偲様への生け贄になれただけでもありがたいと思え」
とクティノス。
そこに、大気圏外から強烈な一撃。
クティノスの頭を貫いた。
アリスの衛星兵器によるレーザーショットだった。
「無粋よ、あんた」
アリスはつぶやいた。
が、時、既に遅し、クティノスの手により、ウォワリの能力は偲の元へと転送されたようだった。
同じようにグァンマレイ、ヴァートス、トリニューロの力も他の恐獣に襲われ、力は偲の元へと転送された。
恐獣達はドロシーやウェンディが始末したものの、それらはティアグラの指図か偲への力の転送だけが目的の使い捨てのコマとして利用されただけのようだ。
「偲様……だと?」
琴太がクティノスの残した言葉に顔を歪める。
どうやら、自分達は偲、そして、その裏に居るティアグラの手の上で踊らされているようだった。
操られている偲が敵である以上、こちらは迂闊には手が出せない。
それが解っているから、ティアグラは偲を利用し、対吟侍&ルフォス用の切り札として、琴太の中のルフォスの欠片核を上手く育てて、利用しやすい状態で取りだそうとしているんだという事が予測できた。
琴太のスキルアップの役目を終えた者達はそのまま、偲の力として回収。
それで、一石二鳥という事だろう。
ウォワリ達はただ利用されただけだったのだ。
ティアグラにより、適度に琴太を育てるためだけに利用され、切り捨てられた。
何とも悲しい話である。
同じ化獣でもルフォスに対しては結構、好意的な気持ちを持っていた琴太だが、ティアグラに対しては吐き気を及ぼす程の嫌悪感が先にたった。
決闘を申し込まれたが、ウォワリ達は決して姑息な連中ではなかった。
自分の生きた証を立ててそして、クアンスティータの居ない時代へと去っていこうとした、ただ、それだけの存在だったのだ。
――が、それは無惨にもティアグラに利用され、命を落とすことになった。
吟侍からティアグラの狡猾さは聞いていたが、実際に目の当たりにすると曲がった事が大嫌いな琴太にとっては今すぐ、目の前に行って、ぶん殴ってやりたいくらいの気持ちがあった。
琴太はティアグラを敵として認識した。
が、今は友人を捜す事が先決。
寄り道をしてしまったが、ドゥナの星見にあった場所にまで足を向けたのだった。
突然の出来事、邪魔に琴太が咆える。
不意打ちで相手の心臓に突き刺すなど、フェアプレイ精神に欠ける。
琴太の最も嫌いな行為の一つだった。
決闘とは言えそれなりのマナーがあると彼は思っているからだ。
「どうせ、消えゆく能力者だ。偲様への生け贄になれただけでもありがたいと思え」
とクティノス。
そこに、大気圏外から強烈な一撃。
クティノスの頭を貫いた。
アリスの衛星兵器によるレーザーショットだった。
「無粋よ、あんた」
アリスはつぶやいた。
が、時、既に遅し、クティノスの手により、ウォワリの能力は偲の元へと転送されたようだった。
同じようにグァンマレイ、ヴァートス、トリニューロの力も他の恐獣に襲われ、力は偲の元へと転送された。
恐獣達はドロシーやウェンディが始末したものの、それらはティアグラの指図か偲への力の転送だけが目的の使い捨てのコマとして利用されただけのようだ。
「偲様……だと?」
琴太がクティノスの残した言葉に顔を歪める。
どうやら、自分達は偲、そして、その裏に居るティアグラの手の上で踊らされているようだった。
操られている偲が敵である以上、こちらは迂闊には手が出せない。
それが解っているから、ティアグラは偲を利用し、対吟侍&ルフォス用の切り札として、琴太の中のルフォスの欠片核を上手く育てて、利用しやすい状態で取りだそうとしているんだという事が予測できた。
琴太のスキルアップの役目を終えた者達はそのまま、偲の力として回収。
それで、一石二鳥という事だろう。
ウォワリ達はただ利用されただけだったのだ。
ティアグラにより、適度に琴太を育てるためだけに利用され、切り捨てられた。
何とも悲しい話である。
同じ化獣でもルフォスに対しては結構、好意的な気持ちを持っていた琴太だが、ティアグラに対しては吐き気を及ぼす程の嫌悪感が先にたった。
決闘を申し込まれたが、ウォワリ達は決して姑息な連中ではなかった。
自分の生きた証を立ててそして、クアンスティータの居ない時代へと去っていこうとした、ただ、それだけの存在だったのだ。
――が、それは無惨にもティアグラに利用され、命を落とすことになった。
吟侍からティアグラの狡猾さは聞いていたが、実際に目の当たりにすると曲がった事が大嫌いな琴太にとっては今すぐ、目の前に行って、ぶん殴ってやりたいくらいの気持ちがあった。
琴太はティアグラを敵として認識した。
が、今は友人を捜す事が先決。
寄り道をしてしまったが、ドゥナの星見にあった場所にまで足を向けたのだった。