02 ティアグラ・ワールドでの戦い


 琴太は警戒しながら、ティアグラ・ワールドを進んだ。
 敵のテリトリーに一人で入っている以上、何が起きても不思議じゃない。
 しばらく行くと、何かの影が見えた。
 ドラゴンだった。
 最初の相手はこのドラゴンのようだと彼は判断した。
「まずは、相手にとって不足無し。かかってこい」
 琴太は身構える。
 ドラゴンはそれに答えるかのように攻撃を開始した。
 ドラゴンは無詠唱の魔法を次々と繰り出し、琴太に襲いかかって来た。
 時にはその口から火炎も出してくるし、巨大なしっぽによる攻撃には琴太も吹き飛ばされた。
 だが、ドラゴンの相手なら、ルフォスの世界、ルフォス・ワールドで、何度もしてきている。
 ただのドラゴンに後れを取るような琴太では無かった。
 とは言え、倒すのはこれが初めてでもある。
 キーアクションで、ドラゴンの心臓をつき、キーを回してドラゴンの能力を分解した。
「ふぅ。まずは、一つ」
 琴太は一息ついた。
 少し休んで、また、歩き出す。
 次に現れたのは巨人の女だ。
 胸の膨らみが六つに分かれているのでただの巨人ではないだろう。
 バンシーを思わせる悲鳴を上げながら、攻撃を開始してきた。
 正直、悲鳴がもの凄く耳障りだった。
 戦いに集中出来す、何度もやる気を削がれて、その度に強力な一撃を貰った。
 琴太は自らの心臓をつき、鍵十手を出して、対抗した。
 女性を殴るのは気が引けたが、そうも言っていられない。
 鍵十手を女巨人に突き立て、これも勝利した。
 また、しばらく行くと、一人の青年が立っていた。
 青年は蛇のような姿へと姿を変える。
「じゃあ、始めようか。我が名はセルパン・マルク。我が一名目だ」
 とのこと。
「一名目?」
 おかしな言い方をする。
 が、すぐに理解した。