実は、私と龍也、虎児と武の4人にはある特徴がある。
 それは、戦闘能力の変化だ。
 一人で戦う時よりも、二人で戦った時、戦闘能力は二倍に跳ね上がる。
 つまり、二人で戦っていたら四倍の戦力になる。
 同じように、三人で戦った時、戦闘能力は三倍に跳ね上がる。
 三人で戦っているので九倍の戦力になる。
 そして、四人で戦った時、戦闘能力は四倍に跳ね上がる。
 これで考えると四人で戦っているので十六倍の戦力になる。
 そう、私達は四人で1セットなのだ。
 私達が元気な状態で揃えば、それこそ、中位絶対者くらいには負けることはない。
 上位絶対者とだって何とかやりあう自信はあるのだ。
 それに、導造君の可能性だってある。
 吟侍君の心臓になっている七番の化獣ルフォスの世界で特訓をしていた時、落ちこぼれていた導造君は他の仲間よりも長い間、ルフォスの世界で特訓をしていた事になる。
 また、なかなか、自身の能力というのが目覚めなかった彼は色々な力を試していたのだ。
 それで、何とか物になったのが【見えないトリガー】だったけど、目覚めなかった力を目覚めさせれば、彼は強力な戦力になりうる。
 全ては気の弱い、彼の心の弱さが、その隠れた可能性を拒絶していると私は見ている。
 見た目はヘタレでも彼はずっと一番近くで吟侍君や琴太君を見てきたのだ。
 類は友を呼ぶじゃないけど、彼にだって、隠れた可能性はあるはずなんだ。
 私はそう信じている。
 そう言えば、いつからだったかな、彼が、臆病風に吹かれ出したのは……。
 本当に昔はそうでも無かった気がする。
 吟侍君や琴太君にも負けないくらいバイタリティーのある子供だった気がするな。
 絶対者アブソルーター達に友達が攫われた時にはもう、臆病だったけど、その前はどうだったかな?