非情に聞き取りにくく、解釈に時間がかかったが、ニアリリスDの言っていた事をまとめると――
 ニアリリスDが居なくなった事でニアリリスの数は24体となった。
 が、これは、古怪にとっても都合が良いことでもあるらしかった。
 24と言えば、クアンスティータの数字として考えられるかららしい。
 そして、その24を3で割ると8になる。
 8とは古怪が加護を受けている8番の化獣(ばけもの)オリウァンコの数字でもある。
 それを言うならクアンスティータは13番の化獣だから関係ないのではないかと思うけど、それはご都合主義の敵さんらしく、13を割っても8にはならないから、24の身体を持つとされるクアンスティータを24と無理矢理こじつけたのだろう。
 話は戻るが、オリウァンコというのは24を3で割って8にする行為がとても大好きらしい。
 最弱の化獣とされるオリウァンコは最強の化獣とされるクアンスティータに対して強い劣等感を持っている。
 そのため、24から8に変わるということが大好きだという事だ。
 オリウァンコといえば、確かお花ちゃん(カノン姫)にストーカーをしている化獣だ。
 火の姫巫女ビアナ・カルファンにストーカーをしている古怪と行動がそっくりだ。
 この主にしてこの下僕有りといったところだろうか。
 そのオリウァンコとの契約で、24体となったニアリリス達は3体ずつ融合をするのだという。
 そして8体となったニアリリスは名前をニアエヴァと改名、新たにオリウァンコの肉片を吸収して、遙かに力を増したとの事。
 オリウァンコは変化の化獣と呼ばれる化獣だ。
 その肉片がどんな影響を与えるのかは正直、全くわからない。
 だけど、想像以上のパワーアップを果たしているという事はわかる。
 ――ったく、ティアグラだけじゃなく、オリウァンコまで暗躍しているのかと思うと気が重くなるわね。
 何にしても、このままじゃ絶対にダメというのがはっきりと解ったわ。
 今の戦力で戦ったら、確実に負けてしまう。
 龍也が回復してくれるのを待つしかないのかしらね。