08 運営開始 えぇ?ちょっと待って
試験も合格し、晴れて営業開始となった卯月達姉妹の会社だったが、卯月の会社にとっては思いがけない問題が浮上した。
それは、開拓冒険の事である。
開拓冒険――
それは、まだ、人類がたどり着いていない未知の場所への最初の冒険の事である。
クエスト・ガイドという職業は冒険者達に冒険の道案内等をするという職業である。
つまり、前もって未開の土地に先に足を踏み入れて行かなければならない冒険をしているという事である。
そうでないとガイドにはならないからである。
冒険者達に紹介するのは少なくとも2回目以降の冒険である必要があるのだ。
それで、1回目の冒険となるのが開拓冒険という冒険になる。
当然、何があるか全くわからない。
そのため、一人で開拓冒険に出るのは危険すぎると判断されて、開拓冒険に出る場合は、少なくとも二人以上で行かなければならないというルールが定められたのだ。
卯月にしてみれば、寝耳に水、そんな話は聞いてないという事になる。
だが、一人での冒険に出て、根角の様に行方不明になったという例もある。
冒険者委員会は根角の冒険を元に作られた組織だ。
この条件を覆すのはまず、無理だろう……
クエスト・ガイドという職業の売りは、他の会社には無い場所への道案内をメインとする。
つまり、このままでは、試験運用中に行った場所以外は行けないという事になる。
それでは、他の会社に大きく遅れを取ってしまう。
卯月にとっては死活問題だった。
「どどど、どうしよう……」
あわて、ふためく卯月。
今から新たなクエスト・ガイドを育てている余裕はない。
卯月もクエスト・ガイドになるために何年も努力したのだ。
0から育てる事を考えると、運営出来るようになるのは何年先になることやら。
しかも育てた新人が、無事にクエスト・ガイドの試験に合格出来るという保証はどこにも無いのだ。
これは困った。
どうしようもない。
そう言えば、根角にも
「うづちゃんは視野が狭いなぁ」
と言われていた。
一方を見ると、他が見えなくなってしまう癖がある。
これを何とかしないと八方塞がりになってしまう。
正に、一難去って、また一難といった状況だった。
試験も合格し、晴れて営業開始となった卯月達姉妹の会社だったが、卯月の会社にとっては思いがけない問題が浮上した。
それは、開拓冒険の事である。
開拓冒険――
それは、まだ、人類がたどり着いていない未知の場所への最初の冒険の事である。
クエスト・ガイドという職業は冒険者達に冒険の道案内等をするという職業である。
つまり、前もって未開の土地に先に足を踏み入れて行かなければならない冒険をしているという事である。
そうでないとガイドにはならないからである。
冒険者達に紹介するのは少なくとも2回目以降の冒険である必要があるのだ。
それで、1回目の冒険となるのが開拓冒険という冒険になる。
当然、何があるか全くわからない。
そのため、一人で開拓冒険に出るのは危険すぎると判断されて、開拓冒険に出る場合は、少なくとも二人以上で行かなければならないというルールが定められたのだ。
卯月にしてみれば、寝耳に水、そんな話は聞いてないという事になる。
だが、一人での冒険に出て、根角の様に行方不明になったという例もある。
冒険者委員会は根角の冒険を元に作られた組織だ。
この条件を覆すのはまず、無理だろう……
クエスト・ガイドという職業の売りは、他の会社には無い場所への道案内をメインとする。
つまり、このままでは、試験運用中に行った場所以外は行けないという事になる。
それでは、他の会社に大きく遅れを取ってしまう。
卯月にとっては死活問題だった。
「どどど、どうしよう……」
あわて、ふためく卯月。
今から新たなクエスト・ガイドを育てている余裕はない。
卯月もクエスト・ガイドになるために何年も努力したのだ。
0から育てる事を考えると、運営出来るようになるのは何年先になることやら。
しかも育てた新人が、無事にクエスト・ガイドの試験に合格出来るという保証はどこにも無いのだ。
これは困った。
どうしようもない。
そう言えば、根角にも
「うづちゃんは視野が狭いなぁ」
と言われていた。
一方を見ると、他が見えなくなってしまう癖がある。
これを何とかしないと八方塞がりになってしまう。
正に、一難去って、また一難といった状況だった。