オルオティーナもその虚しさを知った時、本当の強者の仲間入りを果たした。
 が、それでも強者の中では弱者に属する。
 強者となり、虚しさを知ったオルオティーナがファーブラ・フィクタとニナの元へ帰って来た時、彼らに起こった不幸を知りやがて、クアンスティータの乳母となる道を選択していく事になる。
 これはオルオティーナの成長の過程を描いた物語である。
 今は何も知らない小娘にすぎない。

「さて、わらわに逆らう、この無礼者をどうするかのう?」
「身の程を知るのは貴様だ。この俺の胃の中で消化してやるわ」
「ふふっ、その強がりがいつまで続くかのう。楽しみじゃ」
「抜かせ」
 今はただの小競り合い。
 本物の旅はこれからだ。