が、稀に、研修願者の資格持った外様モンスターがクアンスティータ・スペースワールドに入り込むことがある。
 その存在はクアンスティータ・スペースワールドから疎まれ、排除されるという道をたどることにはなるのだが……。
 牛虎狼(ぎゅうころう)三兄弟もそんな、研修願者の資格を持つ外様モンスターだった。
 長男、野牛丸(やぎゅうまる)、次男、遊虎吉(ゆこきち)、三男、余狼彦(よろうひこ)からなる荒くれ者たちだ。
 一度は、クアンスティータに忠誠を誓ったものの、最強の宇宙世界、クアンスティータ・スペースワールドの一つに入り込めたという高揚感から、忠誠というタガが外れた存在だった。
 ファムトゥ・ワールドはこうしたイレギュラー的存在が他のクアンスティータ・スペースワールドよりずっと多く存在した。
 それは、この宇宙世界の主、クアンスティータ・ファムトゥが好戦的なクアンスティータであるという事が最大の理由だった。
 つまりは、わざと引き入れているのだ。
 そういう意味では決してイレギュラーという訳ではなかった。
 ファムトゥ・ワールドで、育った反逆者達をクアンスティータ・ファムトゥ自らが摘み取る。
 そのために外様モンスター達はファムトゥ・ワールドで存在できるのだ。