序章 解放者達

 ここは、最強とされる十三番目の化獣(ばけもの)、クアンスティータの二番目の側体、クアンスティータ・ソリイントゥスが支配する宇宙世界、ソリイントゥス・ワールド。
 二十四もあるクアンスティータの所有する宇宙世界の一つの中の物語である。

「よいか、絶対に解放者達をこの星に近づけさせてはならん」
「はい。解っております」
「存在に代えましても守護します」
 ある星では隊長と思われる四本腕の戦士が同じく四本腕の部下と思われる戦士達に命令していた。
 隊長の名はマブザ、部隊名は警備騎士団マブザ部隊という。
 マブザ達は守護者として、ソリイントゥス・ワールドの秩序を守っている。

 【解放者】と呼ばれる存在はソリイントゥス・ワールドの中では別名、【火種】とも呼ばれている。
 ある存在を解放していく事から【解放者】と呼ばれる。
 【解放者】達が解放していくのはソリイントゥス・ワールドでは脅威とされる存在だ。
 それ故、危険視されているのだ。