最近、ある夢をよく見る。
 女の子の夢だ。
 女の子は無数の刺客に襲われていて、自分はそれを守ろうとしている。
 女の子は見たことない子だ。
 少なくとも学校では見ていない。
 だけど、無性に守りたくて仕方がなかった。
 刺客は人外だ。
 そう、人間じゃない。
 とても人間である自分に対抗できるような相手には思えない。
 だけど、自分も人外の力を発動して対抗していた。
 それが不自然には映らなかった。
 その力は自分自身の力。
 何の違和感も感じていなかった。
 ただし、その力を受け入れた時、自分はもう二度と、人の生活には戻れない。
 そんな気がした。
 覚悟はある。
 そのつもりだ。