このおなごに殺されないようにするには素直に言うことを聞くしかないと思ったでござるよ。
「はっきり言っておくが、俺はてめーなんかに全く興味ねぇ。だがよ、てめーのこの部屋見て確信した。俺にはてめーが必要だってな」
「あの、おっしゃっている意味が……」
「てめーのこの部屋ははっきり言えば吐き気がする。だが、俺の野望にはその吐き気がする才能が必要なんだ。解るな?」
「さっぱり……」
「解るよな?」
「……解ったでござる」
「解ったところで、【ファースト・クイン】に登録しろ」
「ファースト・クイーン?」
「んなことも知らねぇのか?」
「スマンでござる」
「詳しくは友規から聞け。俺はこのゲロっちまいそうな部屋にいたくねぇから帰る。やることはわかってんだろうな」
 そういうと彼女は睨みをきかせた。
 拙者は言っている事がさっぱり解らなかったでござるがとりあえず、その場を取り繕うとにっこり笑顔で返した。
「最後に、これだけはきっぱりと言っておく。俺はてめーとは恋愛関係にはぜってーならねー。それだけは覚えとけよ」
「はいっでござる」
「わかりゃいいんだ」
 言いたいことだけ言うと、嵐は去っていった。