地球戦は別として、宇宙戦大会は5人一組で、行われる。
 リザーバー(補欠)として2人が認められている。
 私と涼一君はリザーバーとして、唯一、宇宙戦大会で好成績をおさめた大会に出場した。
 地球での対戦成績は涼一君は完全無敗。
 文句なしの最強選手だった。
 だけど、地球側は彼をレギュラー選手としては認めなかった。
 理由は各国が多額の予算をかけて育てた5人の選手がいたからだ。
 その5人をレギュラーとして、私と涼一君はその補佐として、大会に参加した。
 結果はレギュラー5人は全く勝てず、諦めた時、最後に補欠として出た涼一君だけが勝ち続けた。
 結局、対戦成績はベスト128まで進んだ。
 それも今までは最後の最後に涼一君が出て5人抜きして勝ち上がって来たそれまでの試合と違い、レギュラー5人が出場してストレート負け、逆に5人抜きされての無様な敗北だった。
 涼一君は全く負けていなかったので、もし彼が出ていたら、もっと上の成績も夢では無かったろうと私は思っている。
 彼の考えた【なれの果て】というキャラクターは本当に強かったからだ。
 とは言え、宇宙戦でのベスト128とは驚く程の好成績。
 地球では英雄扱いを受けた。
 地球での放送が無かったのを良いことに手柄は全部、レギュラー5人に持って行かれたが。
 涼一君と私はあくまでもリザーバーでしかなかった。
 そこまでされたら涼一君が怒るのも無理はなかった。
 彼は地球を飛びだして、宇宙へと旅立っていった。