「どーすんだよ、親父ぃー。俺たち漂流しちまったじゃねーか」
ジョンがまくし立てる。
「落ち着きなさい、ジョン。お父様が何とかしてくださるわ」
レイラはジョンを落ち着かせようと夫に目をやる。
トーマスは…
「そうだな…。これでは、無職になってしまう。職につかなくてはいかんな…」
「父さん…何をおっしゃっているのか、僕にはわかりかねますが…」
「就職だよ、就職。このままでは全員路頭に迷うことになる」
宇宙に捨てられたのに路頭に迷うもないとは思うのだが…というツッコミを入れたくなるロイだった。
「とにかく、これからは親も子もない。一家全員で力を合わせて職に就くんだ。フィオナ、お前も16になったんだからバイトしなさい、アルバイト」
「フィオナもぉ?」
「そうだ。16と言えばアルバイトも出来る年だ」
「え~…」
「え~じゃない、やりなさい。これは一家の大黒柱としての命令だ」