「姉さん達は少し黙っていて下さい。兼六君、本当にごめんなさいね」
「いえ、甘奈先輩もこういう姉を持つと苦労しますね」
「は、はは。そ、そうねぇ……」
甘奈先輩も苦笑いをして同意する。
「ちょっと甘奈、解ってるんでしょうね?」
蘭菜が甘奈先輩を脅すように言う。
なにやら弱みを握っているようだ。
「ゴメンね。私も恥ずかしい写真をばらまかれるって言われると弱くて……」
「何があったんです?」
「せめて、メンバーの名前だけでも調べようと思って、姉さんの夢の中に入ったんだけど……そこで、捕まってしまって……」
「ふふふ、良いものを見させてもらったわ」
「あぁ……お嫁に行けない……」
甘奈先輩は湯気が出そうなくらい顔を赤らめる。
何かしやがったなこいつら。
どこまで汚えんだ。
「ふふふ、正体を知りたいのなら教えてやろう。我々はお前に宣戦布告をする。我が名はバハムート。闇の生徒会長なり」
いや、それは聞いたから。
「……姉の我妻 蘭菜です」
甘奈先輩が本名を言ってくれた。
「私の名前はドラゴン。闇の副会長だ」
また、本名を言わねぇ。
「二年四組の大島 梨寿(おおしま りず)さんです」
甘奈先輩が補足説明してくれるから良しとするか。
「私の名前はフェンリルだ。闇の生徒会書記だ」
「二年六組の松本 小鳥(まつもと ことり)さんです」
「おれっちはフェニックス、会計だ」
「二年三組の反町 衣風(そりまち いぶ)さんです」
なるほど、ここまでが、幹部って事か。