第十章 宣戦布告
次の日の昼休み――
昨晩、引き分けたでみちゃんとでもちゃんは仲良くそれぞれの弁当を持ってきていた。
それはそれで良いんだけど、生徒会室に再び呼び出された。
今度は、でみちゃん、でもちゃんも一緒にだ。
生徒会室には生徒会長の他に、十三人がおかしなかぶり物をして待っていた。
おそらく、演劇部からでも借りて来たんだろう。
甘奈さんの笑顔は引きつっている。
状況から考えて、このいかにも迷惑そうな十三人が闇の生徒会なんだろう。
平然とかぶり物をしている所から考えても、周りの空気を読んだり出来ない人間の集まりなんだろうなってのはよくわかる。
俺は、はぁ~…っとため息を一つして――
「生徒会長、こいつらっすね、闇の生徒会ってのは」
と言った。
すると、
「ちょっとあんた、目上の人間に対して、こいつらってのはどういう事よ」
にわとりのかぶり物をした奴が怒鳴る。
声が多少くぐもってはいるけど、生徒会長と似ている。
おそらく、こいつが双子の姉の蘭菜さんなんだろう。
――甘奈さんには【さん】づけするべきだけど、こいつらには必要ないな。
蘭菜で良いか。